月刊バイオインダストリー 2016年2月号「特集 細胞識別・選別技術の最前線―再生医療の安全性向上に向けて」に弊社のセルソーターの紹介記事「無菌ソーティングを実現する使い捨て交換型流路チップを用いるセルソーター(On-chip Sort)」が掲載されました。

特定の細胞を分離する。
これは生命科学の基礎研究、再生医療研究、創薬研究などの様々な場面において行われている。細胞を解析・分離する装置をセルソーターといい、最初の製品は1970年代の初め上市されている。その後、様々なセルソーターが開発されてきたが、いずれの装置も、分離細胞にダメージがあり、クロスコンタミネーションの可能性、無菌的な細胞分離ができない装置であった。この課題を当社、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズは交換型マイクロ流路チップを採用したセルソーター“On-chip Sort”により解決した。
本セルソーターは従来のセルソーターの課題を解決しただけでなく、独自の細胞分離方式により、培養液中の細胞やオイル中のエマルジョンの解析/ソーティングも可能である。
簡単に均一なエマルジョンを作成できるOn-chip Droplet generatorも2015年4月より発売を開始した。
マイクロプレートに1個又は任意の数の細胞やエマルジョンを分注できる装置“On-chip SPiS”も発売開始した。

製品

紹介動画

On-chip Sortの紹介と細胞分離原理

フローサイトメトリーの技術とマイクロ流体制御技術、マイクロ流路の微細成形技術を結合し、従来にないフローサイトメーター/セルソーターを実現しました。従来のソーターは設定時やソーティング中に大量の細胞が廃液として捨てられ、分離細胞は荷電や液面への衝突等により細胞にダメージを与えるものでした。マイクロ流路チップを採用した当社のセルソーターはこれらの課題を解决した装置です。
【フローサイトメーターとは】 液体中の細胞などの微粒子を高速度で流し、これにレーザー光を照射し、個々の微粒子(細胞・細菌)に当たって散乱する光や、あらかじめ蛍光物質を標識した微粒子が発生する蛍光を測定する装置がフローサイトメーターです。この検出技術をフローサイトメトリーといいます。セルソーターとは、フローサイトメーターの内、特定の細胞を分離できる機能を有する装置です。
当社はマイクロ流路チップを採用したフローサイトメトリー・システムを世界に先駆け開発・製品化しました。

On-chip Sortによる血中循環腫瘍細胞の検出と分離

癌患者の血液中には極僅かな癌細胞が循環しており、これを血中循環腫瘍細胞(CTC: Circulating tumor cells)と言い、癌の転移の原因である。
On-chip Sortはンタミネーションフリーでサンプルの全量測定が可能という特長により、CTCを正確に計数・分離が可能である。例えば分子標的抗癌剤の選択には、癌細胞にその標的分子があることの確認が必要であるが、生検はその高い侵襲性のため頻回に行うことはできない。末梢血から癌細胞を取得できれば、生検の代替となり、最適な分子標的抗癌剤の選択が実現できる。

On-chip Droplet generatorによるドロップレット作成

On-chip Droplet generatorは簡単にマイクロ流路チップ上にWater-in-oil型のエマルジョンを作成できる装置です。
【紹介動画は準備中】

アプリケーション

フローサイトメトリー・システムに交換型マイクロ流路チップを採用することで ダメージフリー、コンタミネーションフリー、簡単な操作、容易なメンテナンスという特徴を実現しています。 これらの特徴を活かしたアプリケーションを紹介します。アプリケーションのトップページヘ